DIYで庭作り

なにしろ素人のやることですから間違っていることもあると思います。そのつもりで見てくださいね。


とにかく囲いをつくらなくては

 雑草と遊んでいても不毛なので(いえ、雑草は生えますけど)、早く花壇とか畑とか作らなくては。
と言ってもお金は無いし業者に頼むというわけにもいかないのでDIYで全てやる決心を。
そーなんです。私DIY大好きだったんです。そーですとも。とほほ。
まずは囲いを作らなくては。出来るだけ節約するために現在のアルミフェンスを移設することにしました。
アルミフェンスは80cm×2mのものが約22m、ブロックを2段積んだ上に作ってあります。
これを6mほど移すことにします。
北の道路から見た敷地
 (2000年9月)

最初は右端のような雑草が一面に茂っていました。なんとか雑草を抜き終わりブロックを積み始めたところの写真です。

左の家の近くのフェンスを右の方へ移設します。

水糸を張る

境界杭と境界杭の間に水糸を張ります。
ホームセンターで材木と水糸を買ってきました。黄色なのに水糸なのね。
杭を打って水糸を張りましたが境界杭が2mほどのコンクリート壁の下だったり、道路側では50cmほど下がっています。「下げ振り」という水糸に重りがついたもので境界杭の真上を出す必要があります。

水糸の様子

敷地の北端では道路より高くなっているので、水糸が境界杭の上空になります。
「下げ振り」は水糸に釣りの重りを付けて作りました。

水糸は「水盛り」という方法で水平を出して張ります。既設のフェンスに接続する必要から既設のフェンス基礎のブロックを基準の高さとしました。
失敗その1 「あれれ?水平が狂ってきた」
水糸は結構弛みます。あまり長い距離を張るとだんだん下がってきます。最初20mくらいの距離で張ったので少しずつ低くなってきたのに気づきませんでした。長くても4、5mくらいで杭を立てるべきでした。

自作の水盛り器

ペットボトルに15mほどのビニールチューブを接着して作りました。
小刀でペットポトルの下のほうにぐりぐりと穴を開けてチューブを差込み、お風呂用の「バスコーク」とかいうコーキング剤をたっぷり塗って一日置いたらしっかりと付いていました。

失敗その2 「あれ?高さが合わない」
ペットボトルを基準点に置いて、2本の杭の高さを測りました。念のために杭にペットボトルを移動してさきほど測ったもう一本の杭の高さを測りなおしたらずれています。あれれ?
チューブをどう移動しても水の高さは同じと思っていましたが、実はチューブの先を移動する際には同じ辺りまで水があるようにしないとペットボトルの水がチューブへ移動して、ペットボトルの水位も変わります。
もういちどペットボトル側の基準水位を合わせれば良いのですが、面倒なのでチューブの先に印をつけてそこまで水がくる高さにチューブの先の高さを合わせると良いでしょう。

ブロックを積む

まずは材料をホームセンターで買ってきます。建材屋さんでまとめて買ったほうが安いのでしょうが、休日に少しずつ積みますのでホームセンターですこしずつ買ってくることにしました。
材  料
備  考
  • ブロック 約140個
  • アルミフェンス 3枚 (南側の新規分)
  • 砂、砂利、セメント
  • 鉄筋
  • 基礎用の型板
  • ブロックは10cm厚の基本タイプがホームセンターで150円
  • アルミフェンスは近くのホームセンターの安売りで柱1本付きで2980円 今のフェンスとメーカーが違うけどまあいいか。
  • 砂と砂利は18リットル程度の袋入りが380円くらい。 でも自分でバケツで量って買うのがバケツ一杯150円。大盛りで土嚢に詰めて約20kg 24リットルくらいありました。
  • セメントは20kgで650円くらい。
  • 鉄筋は10mmで180cmのものが300円


まずは現在のフェンスと接続する南側から積みます。ここは1.5mほどのコンクリートの擁壁となっており、基礎を作る必要がありません。擁壁のところどころに開いている穴に鉄筋を立ててモルタルで固めます。ブロックに入れる鉄筋はブロックの継ぎ目に入れると良いのですが、コンクリートの穴の間隔と合わないのでブロックの真ん中の穴になっても仕方ありません。モルタルが余分に必要ですが。

モルタルは8リットルのバケツにセメント0.5杯に対して砂1.5杯の割りで、「とろ船」(ホームセンターで3000円くらい)に入れてよく混ぜてから少しずつ水を入れて練ります。
まだまだ暑いので少しずつ積もうということで少しずつモルタルを作りました。
モルタルをこてで二の字に置いてブロックを乗せ、水糸に合わせてハンマーの柄の方で叩いて高さを調整します。水準器を使って前後左右の水平も確認します。
また、繋ぎ目にはモルタルを入れて鉄筋の切れ端などで良く突きます。ブロックの間隔は1cmあけてそこにモルタルが入るように突いておきます。後でこの目地は目地こてでならしてきれいにします。

南側のブロック2段積み

コンクリートの壁の上なので水平が楽に揃います。

西側は20cmほど掘り下げて、石を敷き、突き固めた上にコンクリを流して基礎を作った上にブロックを積みます。一段目のブロックの高さに張った水糸の高さより40cmの深さに穴を掘ります。
50cmほどの棒(ばか棒と呼ぶそうな)に下から20cm、5cm、15cmのところに印を付け、40cmが穴の深さ、20cm(ブロック+目地)+基礎の厚み5cm=25cmが石を敷く高さ、20cmが基礎のコンクリの高さというよう、水糸からの高さを測ります。

西側のブロックと基礎の様子

基礎は穴に直接流しても良いのですが(ベースコンクリに直接ブロックを積む)、境界線でもあり、きちんと直線が出たほうが良いかと思い、写真のように簡単な型枠を組んで突き固めた石の上にコンクリを直接流し込みました。