ナチュラルか整形か
思い込み何かの本で「イギリス式はナチュラルガーデン」、「フランス式は整形ガーデン」って読んだような気がします。 庭を造るときに「イングリッシュガーデン」に憧れて「ナチュラルガーデン」にしようと思ったのですが、庭の水捌けが悪く土も粘土質の小石ごろごろの土だったため、レンガブロックを並べて「レイズドベッド」の花壇としました。 これって全然ナチュラルじゃないじゃん。 でも、最近TVや本で「イングリッシュガーデン」を色々見たら、「イングリッシュ=ナチュラル」では無いのですね。 イングリッシュガーデンでもツゲの樹をきれいに刈り込んで花壇の縁取りにしているものがありました。 イギリスにある庭でも「フランス風」かも知れませんが(笑) ナチュラル = 自然 = 手間がかからない と思い込んでいたのですが、何年か経つとナチュラルは茫々でただのみっともない草むらのような庭になってしまいます。ナチュラルって手間がかからないのではなく、人の手がかかっていないように見せたものすごく手の込んだ 手入れが必要なんですね。植物が自然に生長したいように成長させて周りと調和して美しい風景というのはなかなか大変なことです。 整形 刈り込み イングリッシュガーデンでも刈り込んで整形しているじゃない。では我が家の玄関に15年ほど前に植えたヒイラギ。 これはイングリッシュじゃなくて和風のアイテムです。鬼門の方角にあたるので鬼が嫌うヒイラギを植えておこうとすごく和的な思いで植えました。でも、つんつん伸びてくるので伸びてくる枝を剪定しているうちに、写真のように綺麗な丸い形になりました。 よーし、イングリッシュも整形刈り込みありだ。と張り切って電動バリカンで一気に刈り込みましたが、大失敗だったと2週間くらい後で気づきました。ヒイラギの葉っぱが半分に千切れて切り口が枯れてきたのです。 やっぱり小さな鋏で丁寧に枝を落としていかないと駄目なのね。ヒイラギは葉っぱの形がチクチクして面白いのに千切れた葉っぱが目立ってはみっともなくていけません。 これってイングリッシュ? なにか違うような気もしますが、イングリッシュガーデンって何でしょうか。樹木や花を愛するガーデナーがその家ごとに色々工夫をして庭を造っているということですよね。 さすがに松の木は純和風と思いますが、イングリッシュガーデンではアオキやモミジが大人気と聞いて、イングリッシュガーデンはこうじゃなくちゃいけないというのは無いんだなと思います。 |