2005年9月25日

 夕日のアトリエ 杉津PA

北陸道を琵琶湖の東岸をひたすら走って日本海の海岸に出たところにあるパーキナグエリア「杉津PA」 (〔すいづ〕と読みます)
ここは「夕日のアトリエ」と名付けられていて全国屈指の夕日スポットといわれてます。ちょうど夕暮れに通りかかったので寄って見ましたが、あいにく天気が悪く、こんな写真しか撮れませんでした。眼下の海は敦賀湾。湾の向こうの陸地は敦賀半島です。
sugitsu.jpg
ここの売店で名物の「焼き鯖寿司」を売っていました。
yakisaba.jpg

JRの駅、高速のPAなど福井県内で良く売られています。酢鯖の寿司では無く、しっかり油の乗った焼いた鯖と酢飯、大葉、ガリが程好くマッチした押し寿司となっていて絶品です。
ただし、このPAのものは「お土産」だけあって切れ目が入っていないで、ラップでしっかり包んであります。車の中で食べようとすると「一本丸かじり」になります。手も油でベトベトになりますね。
結局、家まで持って帰って包丁で切り分けて食べました。焼き鯖寿司で飲んだビールがまた美味しかったです。
yakisaba2.jpg

2005年9月19日

 主計町

にし、ひがしと並んでもう一つの主計町茶屋街です。
こちらは浅野川沿いにあります。一階が縦の格子窓、二階が座敷から縁側が川へ向かって見晴らしの良い窓、そして三階建てなど特徴的な建造物となっています。

kazue1.jpg
にし、ひがしと違って奥は迷路のように小道が入り組んでいます。ここは暗がり坂といって、お城の侍がお忍びで暗がりをそっとやってきたんだそうです。
もっと奥が雰囲気良いのですが、工事中でした。
kazue2.jpg
浅野川大橋から中の橋を経て彦三小橋へと気持ちの良い道が続いています。
kazue3.jpg

 泉鏡花の道

浅野川に沿って泉鏡花の道があります。
卯辰山と天神橋です。
kyoka1.jpg
木製の橋 梅の橋です。時々映画やテレビのロケをやっています。umenohashi.jpg
滝の白糸像です。泉鏡花の小説にちなんで作られました。そういえば石川さゆりの演歌にも滝の白糸があります。手を近づけると扇子から水が出ます。
春には浅野川の河原に舞台を作って浅野川園遊会というのがあり、芸妓のおどりや水芸が見られるそうです。
takinoshiraito.jpg
浅野川沿いには気の利いた割烹や居酒屋、寿司屋があります。飲んだ後、夜に川風に吹かれて歩くと気持ちよいです。
omise.jpg
浅野川大橋のたもとには再現した火の見やぐらがあります。見えているバスはフラットバス。材木ルートというのが「この鏡花の道」を通ります。
kyoka2.jpg

 卯辰山の料亭

登っていくと「卯辰かなざわ」 おー、この間来た所ではありませんか。
この先に公園があるのですが、このあたりで、今日は止めにしました。
utasukanazawa.jpg
下り坂の途中に花菖蒲園がありました。花の季節にまた来ることにしましょう。
hanasyobuen.jpg
泉鏡花の句碑がある場所の苔です。
koke.jpg
卯辰山から下りてきた朝野川の橋、天神橋と卯辰山です。
目立つ建物は「松魚亭」という料亭です。座敷から金沢の夜景が見事な所です。
tenjinbashi.jpg

 卯辰山

ひがしの茶屋街の突き当たりの坂を上っていくと卯辰山です。
utatsu1.jpg
車道はくねくねと登っていきますが、遊歩道があって散歩できるようになっています。
utatsu2.jpg
野草園がありましたが、品種不明です。
yaso.jpg

 町並みの保存

ひがしの茶屋街の無料休憩所の中です。囲炉裏で写真を撮ることができます。小道具の和傘も無料で貸してくれて記念写真を撮ることができます。
higashi2.jpg
こちらは車庫ですが、扉が縦の格子になっていて町並みに違和感の無いようになっています。
higashi3.jpg
ここは米屋さんです。観光用ではなく本当の米屋さんです。米屋さんに観光客が寄るとも思えませんが、町並みの雰囲気を出しています。
higashi4.jpg
自由軒という洋食屋さんです。観光客を引き連れたガイドさんが「金沢で一番美味しい洋食屋さん。オムライスが絶品」と言っていました。確かにガイドブックには良く書いてありますが・・・。一度確かめて見たいと思います。
higashi5.jpg

 ひがし茶屋街

「ひがし」の茶屋街です。観光客がいっぱいでなかなか写真を撮るチャンスがありません。
higashi1.jpg
茶屋というのは昔は郭だったのですが、今は料亭で料理を食べながら芸妓さんを呼んで三味線とか長唄で遊ぶところです。一見さんお断りの所が多いのですが、観光客向けに座敷を公開したり、お土産や喫茶になっているお店も多く、観光客で賑わっています。
こちらは金沢の産業 金箔工芸のお店です。
hikarigura.jpg
金箔貼りの蔵がありました。
kinpakukura.jpg

 尾張町 町民文化会館

尾張町というのは、前田利家が尾張から連れてきた町民が住んだ町だそうです。昔からの老舗が数多く残っていますが、この建物は昔の銀行だそうです。
chominbunka1.jpg
瓦には「貯」の字がありました。金沢の町民文化や風俗を紹介する展示がされています。入場無料です。
chominbunka2.jpg
また、この通りの商店街では「街角美術館」ということで、それぞれの店のショーウィンドーにお宝が飾ってありますので、覗きながら歩くのも楽しいです。
map.jpg

2005年9月18日

 菊姫の試飲

美味しそうな刺身を買ってきたので、いつものビールでは無くお酒が飲みたくなりました。近くのカガヤという酒屋さんに行ったら「うちは菊姫が全部あります」ということで、4種類ほど試飲させてくれました。
「菊姫」は石川県の鶴来の酒屋さんです。白山の水と山田錦というお米で作ったお酒です。山廃とか純米原酒の限定品、大吟醸など、全部しっかりとした味わいのあるお酒でした。
「黒吟」とか「菊理媛」とか一升ン万円もするお酒もありましたが、結局、純米酒の「先一杯」というお酒を買ってきました。
このパンフレットを頂いて来ました。和紙で出来た上品な冊子です。
kikuhime.jpg
銘柄の紹介とお酒造りのこだわりについて書いてあって素敵な本です。
kikuhime2.jpg

2005年9月17日

 山中温泉の商店街

山中温泉に行って来ました。道が広くなってきれいな舗装の商店街になっていました。
電線を無くし、壁の色や屋根の形も統一したんだそうです。
yugekaido.jpg
お店には「トイレ貸します」「手荷物預かります」と書いてありました。
観光で散歩するときに便利ですね。手ぶらでお店を見て歩いたらまた買ってしまいそうです。
tenimotsu.jpg

 酒粕ソフト

山中温泉の造り酒屋さんの直営店です。
sakaya2.jpg
酒屋と言えば杉玉です。
sugidama.jpg
酒屋と言えば酒粕ソフトです。お子様でもOKだそうです。
soft.jpg

 山中温泉のシンボルは獅子

山中温泉の共同浴場 菊の湯です。朝は7時から開いているんだそうです。
ドライブの途中にでも気楽に入浴できます。
菊の湯の前の広場には足湯もあって足だけでも入浴できます。
kikunoyu0917.jpg
広場に獅子頭の御神輿がありました。
shishi0917.jpg
山中節の一節に
「薬師山から湯座屋を見れば獅子が髪ゆて身をやつす」
とあり、山中温泉のシンボルになっているようですね。
yamanakabushi.jpg

続きを読む "山中温泉のシンボルは獅子"

 あやとり橋

山中温泉の大聖寺川にかかる「あやとり橋」です。
鉄骨が曲線を描いています。
ayatori.jpg
黒谷橋(石橋)~あやとり橋(鉄橋)~こうろぎ橋(木橋)と3つの橋を巡る遊歩道があり、鶴仙渓といって片道30分のコースになっています。
今日は暑かったので歩きませんでした。また紅葉の季節に来ることにしましょう。
kakusunkyo.jpg

2005年9月14日

 卯辰かなざわ

卯辰山にある卯辰かなざわで料理を食べてきました。
写真が無いのが残念ですが、金沢のおいしい料理をお腹いっぱい食べました。

 おしながき

食前酒 ローズヒップアセロラ酒
先付   しじみ、なめこ、大徳寺麩みぞれ和え
椀盛   萩雲丹真蒸
造り   地あら(七尾) 鮑 鮪トロ 赤烏賊 甘えび
焼物  のど黒塩焼 どじょう蒲焼
しのぎ 鰻二色とトロ寿し
炊合せ 鴨治部煮
一品  松茸スープ蒸しパイ包み
揚物  白海老かき揚げ 加賀野菜の天ぷら
酢物  きの子と貝の有馬山椒ドレッシング
食事  松茸みそ茶漬け
香物  大根 野沢菜
デザート ホワイトチョコムース 巨峰 有りの実

どの品も大変おいしかったですが、「のど黒」という魚は特においしかったです。
本当にのどが黒い魚ですが、白身で油が乗っていました。
金沢で特に珍重されるので、北海道などでとれた魚も金沢へ送られるそうです。
あと、どじょうの蒲焼きも金沢では良く食べるそうですが、珍味でした。
鴨の治部煮はこれが治部煮かと感激。鴨肉がほっこり柔らかく煮込んであってたまりませんでした。
松茸のスープ蒸し、松茸みそ茶漬けなど季節の味を創作和風料理といった感じですが、面白くて美味しかったです。

今度は家族を連れて行きたいですね。

2005年9月10日

 金沢駅

JR金沢駅の東口にある巨大なモニュメントです。
鼓をイメージした構造物です。金属の大きなドームの下はバスターミナルになっていて天気が悪い冬の間も快適に利用できるようになっています。
地下もあるのですが、ガランとしてあまり人通りがなくもったいない空間になっています。
金沢の場合、駅前はここから他の地域に出入りする場所であって、金沢に住む人たちが寄ってくる場所ではないようです。
もっと賑やかになって欲しいですね。
eki1.jpg

 能登 なぎさドライブウェイ

ナビをバージョンアップしたのでテストを兼ねて、能登にちょいとドライブに行って来ました。
ここは羽咋市の千里浜 なぎさドライブウェイというところです。
砂浜を車が走れるようになっています。夏の間はずらりと車がならんで海水浴をしていたのですが、秋の気配で泳ぐ人は少なくなりました。
ここは砂が細かく、濡れて、しまっているので、砂浜なのに車が走ることができます。観光バスも時々走ります。
nagisa1.jpg
途中に貝などを焼いて食べさせる茶店が出ています。
焼きはまぐりを食べましたが、4個で600円はちょっと高いかな。
nagisa2.jpg


 能登 気多大社

能登有料道路が日本海から離れて七尾方面に行くので、国道249号へ出て海岸沿いに少し走ったところに気多大社があります。
keta1.jpg
大国主の命を祭ってある由緒正しい能登一ノ宮です。
・・が、恋結びの絵馬というのがあり、これに願いを掛けると結ばれるというありがたい神社です。この道は縁結びの道なので、もう結ばれなくて良い人は別の道で帰ります。
keta2.jpg

 能登 巌門

志賀原発を過ぎてしばらく海岸沿いに走ると断崖絶壁の場所があり、日本海の荒波に岩が削られて出来た洞窟が沢山ある場所があります。
ganmon1.jpg
この洞窟を降りて行きます。ちょっと怖いですね。
ganmon2.jpg
こんな形で海岸へ降りられました。
ganmon3.jpg
観光船が800円で20分間、海から洞窟を覗けますが、私は陸から洞窟を覗きました。反対側から観光船が覗きにやってきました。
ganmon4.jpg
ここは推理小説の松本清張 「ゼロの焦点」の舞台になったことで観光地として有名になったということで、松本清張さんに頼んで書いてもらったという句碑がありました。
ganmon5.jpg


 能登 増穂浦海岸

富来の道の駅には「ジャガイモソフト」塩のトッピングという変わったソフトクリームがありました。迷ったけど、お腹一杯だったので食べませんでした。
そういえば、能登半島にはなぜか変わったソフトクリームがたくさんあります。
ここの道の駅から出られる海岸には俵万智の歌碑が立っていました。

「桜貝の淡きピンクを一身に集めて立てり浜の少女は」

桜貝を拾っている観光客が沢山いました。

masuhoura.jpg
町村合併で9月から富来町は志賀町になったので句碑の町名に白い紙で志賀町と訂正してありました。

ここには世界一長いベンチというのがありました。460mあるんだそうです。
masuhoura2.jpg


 能登 琴が浜

富来から峠を越えて門前町に入ります。
ここに泣き砂の浜 琴が浜がありました。
日本で20箇所くらいあるそうですが、砂が細かい水晶の粒で出来ていて歩くと琴の音のように鳴るそうです。
たしかに、乾いた砂の部分が「くっくっ」と鳴りました。
砂が細かいこと、汚れていないことなど条件が良くないと鳴らないそうです。
kotogahama.jpg
この後、急に大粒の雨が振り出して雷が海に落ちるのを見ました。
もう少し先の皆月の猿山岬というところまでは行くつもりでしたが、雷の鳴る天気では行っても歩けないので、ここで引き返しました。
まだ、能登半島の半分も行っていません。能登はまだまだ奥が深く、観光スポットも沢山あります。
あとはまた今度ゆっくりと来ることにしましょう。

2005年9月 8日

 サンマ

写真が無いのが残念なんですが、これまで50何年生きてきて一番うまい「サンマ」を食べてきました。
大きさは35cmくらい。丸々と太った立派なサンマが大根オロシと一緒に皿に乗って出てきました。
金沢は魚はうまいといっても、サンマは太平洋の魚だよね・・・と思っていました。
しかし、こんな太った立派なサンマ初めてです。また、焼き加減が絶妙。皮がパリパリに焼けているのですが、箸で皮を破ったら透明な油があふれてきてびっくり。身の美味しいことは言うまでも無く、ふだんハラワタの苦手な私ですが、こんなに美味しいサンマのハラワタはどんな味?と食べて見たところ、そのとろけるような「甘み」にびっくり。まるでフォアグラのようなというか、濃厚な甘みでした。
思わず細かい骨の一本一本をしゃぶっていました。
こんなに魚をきれいに食べたのは生まれて初めてです。
ご主人に聞いたら北海道でとれたサンマを氷で冷やして空輸したものだそうです。
北海道恐るべし。
また、そういう美味しい魚を空輸してでも食べる金沢人 恐るべし。
まいった。

お店の回し者ではありませんが、お店はここです。
金沢市尾張町 料理旅館 「まつ本」
和食の料理人としてご主人こだわりの旬のおいしいものが食べられますが、格式ばった高いお店ではありません。
また、良いお店を見つけてしまった(^^)

2005年9月 7日

 金沢の台風

台風14号が九州地方に大きな被害を与えて、日本海へ出ました。
北陸地方では日本海から来る台風が一番怖いそうです。

○台風の東半分に入るので台風の風+台風の速度となり風が強い。
 これは太平洋側でも同じです。台風の風が左巻きなので東側が要注意です。
○日本海から来ると弱まらない。
 紀伊半島とか愛知県あたりに上陸した台風は紀伊山地や白山、北アルプスなどの高い山にさえぎられて弱まってから来るので大したことは無いが、日本海から来ると弱まらずに強い勢力を保ったまま来る。

今回の台風14号は石川県にとっては幸いなことに能登沖を通り、暴風圏には入りませんでした。しかし、特徴的なことがいくつかありました。

○台風接近でフェーン現象で暑くなる。
 北アルプスや白山を越えてくる南風が岐阜県に大雨を降らして、雨を落とした風が山から吹き降ろすので気圧の関係で温度が上がる。
 今日は金沢は曇りなのに35.6度まで気温が上がりました。
○風は台風が通り過ぎてからが強い。
 接近前は南風なので南側の山に遮られて風が弱くなる。
 通り過ぎると台風の後ろは西風なので、金沢にとってはいつも吹いている海からの風で遮るものが無い。

太平洋側で育った私にとっては、「台風も違うんだ」と感じたものです。
大した被害が出なくて良かったです。