●金沢の特徴 ~屋根~
金沢の昔からの家の屋根の形は「切妻」が多いです。
また、京都と同じで昔は家の敷地の間口に応じて税金が掛けられたそうで、武家屋敷以外では間口の狭い家が多いようですね。
こちらは「入母屋」です。お城のように豪華な屋根です。お金持ちの家だったのかな。
屋根瓦は黒くつやのある瓦です。なんでも昔は板葺きで石を置いた家が多かったそうです。石を置くために、屋根の勾配が緩やかだったのですが、瓦葺の屋根が武家以外でも許された時、その緩やかな構造のままで瓦を置いたため、水が滲みたりしないように、九谷焼の焼き物に使う上薬を掛けて焼いた瓦が流行したからだそうです。
また、雪が屋根から落ちる場所が十分に取れないので、勝手に落ちて下の人に被害を与えないように落雪防止の突起などが着いています。