冬桜ノ雀
居眠り磐音江戸双紙29
佐伯泰英のシリーズでは密命と居眠り巌音が一番好き。
居眠り巌音はおこんさんや周りの登場人物の醸し出す江戸情緒が良い。
今回は盲目の100歳は越えたかという老武芸者と若いかどうか年齢不詳の娘が現れるが、西の丸様の夢に出てきて命を縮めようとするなど、だんだん話が妖怪じみてきた。
他のシリーズでも単純に剣が強いだけではスーパーマンな主人公にとっては弱すぎると思ったか妖怪が現れるがどうにも不自然。
こう感ずるのも現代人だから? 江戸時代の民にとっては妖怪は身近だったのだろうか?
コメントする