新艦長、孤高の海路 - くもの巣日記2

2009年4月28日

新艦長、孤高の海路

海の覇者トマスキッド7

フォーンブロワー、ボライソーと帆船時代の海洋冒険小説を読んで来て、新作が出てくるシリーズとして期待しているのが、このトマスキッド シリーズ。

他のシリーズと違ってイギリスの艦長でも貴族出身ではなくて、カツラ職人の水兵から始まったキッドがどこまで出世するかが楽しみ。

今回、キッドは初めて艦長になり命令をこなしていれば良かった海尉との違いに戸惑う。
また、友人のニコラス・レンジが、は熱病になったり、回復してもうつ病になってしまい、オーストラリアへ移住してしまう。
束の間のフランスとの和平でキッドは船を失い、オーストラリアへの囚人船の船長を引き受けたりする。
筋書きはどんどん進むが、文章の途中でいきなり話が省略されて進むのでとまどってしまう。たとえばフランスの船と戦い絶体絶命のピンチになったときに、次の行では通りかかったイギリスのフリゲートに助けられたらしいが、いきさつは省略されていたりする。
もうすこし、丁寧に書いてほしいよね。盛り上がってきたところで外される感じがする。

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