祇園祭宵宮
今年から祇園祭の後祭りが49年ぶりに復活しました。その宵宮を見てきました。
宵宮はそれぞれの山鉾のある町内に「山鉾建て」と言って山鉾と駒形提灯を飾ります。
それぞれの山鉾ではお守りなどを頂くことができます。
「鯉山」 開運、立身出世、家内安全
龍門の滝を登った鯉は龍になるという中国の伝説 登竜門を題材にした山
見送り はイーリアス トロイア戦争の場面を描いた16世紀のベルギー製 重要文化財
「黒主山」 盗難除
六歌仙の一人、大伴黒主が桜の花を眺める姿
「役行者山」 厄除、安産、交通安全、肩こり
修験道の祖、役行者が一言主神を使って葛城と大峰の間に石橋をかけた伝説を題材にした山
「八幡山」 子供の健康祈願、夜泣き封じ
八幡宮を山の上に勧請したもので小祠は江戸時代天明年間製作の総金箔のもので巡行当日に山に飾られる。
鳥居には八幡さんのシンボルの鳩が向かい合う。左甚五郎作の鳩が古くなり、新しい鳩が飾られる。
「北観音山」 厄除
提灯と屋根の端についた屋根は山建てで置いておくときの夜露をよけるための屋根です。
見送りの紅地百子喜遊図は17世紀中国明朝の作というんだけど、ここに飾られてるのは今年復元慎重された「金地関帝祭礼王侯行列図刺繍」らしい。
「南観音山」 厄除
楊柳観音像と脇侍の善財童子像を祀る曳山
2階から山鉾の上に上がる橋が掛けられていて、見物人が入れるようです。
「大船鉾」 安産、勝運
幕末の蛤御門の変の大火で木組みや車輪を焼失し、150年ぶりに復活した。
すごい人出で警察が出て一方通行規制していました。
通り過ぎた反対にも長蛇の列。なんとここも乗せて貰えるらしい。
四条寺町の八坂神社御旅所
17日の神幸祭から24日の還幸祭までの7日間御旅どころに無言で続けて詣でると願い事が叶うと言われています。
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