楊令伝8
箭激の章
水滸伝が終わってしまっての続編
こんどは水滸伝のように最後は負けることが決まってしまっている話ではないので、話の展開が楽しみ。
でも、やっぱり108の豪傑が次々に死んでいく。北方謙三の小説は登場人物それぞれの人称で物語が進むので感情移入し易い。それが死んでしまうので、おいおい。死なせるなーと思ってしまう。
官軍との全面対決を描いたこの巻は扈三娘、張平と水滸伝以来の主役級人物が次々と死んでしまう。楊令もだがジュニアの世代の物語になってきているようで、水滸伝時代の人物はそろそろ退場なのかも。武松とか公孫勝などはちらっと出ては来るが彼らの視点での展開で描いてもらえない。
主役交代なんだなー。楊令伝は16巻までで完結するそうだが、まだ8巻。1巻に3か月くらいかかるようでまだ当分楽しめそう。
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