島根アーカイブ: くもの巣日記2

2013年7月16日

松江城から塩見縄手

松江城を見学して塩見縄手を歩きました。
1時間でまわるつもりだったけど、3館共通入場券を買って松江城天守閣、小泉八雲記念館、武家屋敷と回ったら2時間近くかかりました。

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松江城は千鳥城ともいい、全国に現存する12天守のひとつで、天守の平面規模では2番目、高さでは3番目、古さでは4番目だそうです。

松江にお城を作った堀尾吉晴の像が駐車場にありました。お城の方を向いています。

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千鳥城ともいう松江城天守閣

 古いお城の見学は中の階段は急だし、暑いし、結構体力が必要です。途中でバテてしまい、一番上まで行けませんでした。熱中症注意ですよ。

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小泉八雲記念館
 冷房の効いたラフカディオ・ハーンの記念館で涼んで体力回復しました。

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塩見縄手をお掘沿いに駐車場方面へ。堀川めぐりの遊覧船が涼しげで羨ましかった。武家屋敷の形に町並みが復元されています。

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武家屋敷
 縄手とは縄のように一筋に伸びる道路のこと。この武家屋敷に一時住んでいた塩見小兵衛がのちに出世をしたので塩見縄手というそうです。武家の暮らしが分かる展示がしてありました。
?門は長屋門という形で門番を兼ねた中間の住居が付いています。

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屋敷は客の接待をする座敷のある表と居間のある裏が区別されています。
座敷には人形が2体

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建物の外から見て回ることが出来ます。こちらは当主の居間
斬り合いになった時のために天井が高いんだそうな。

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2013年7月15日

玉造温泉 佳翠苑 皆美

島根旅行二日目の宿は玉造温泉。めのうが取れて「まが玉」を作っていたので玉造というそうです。

「佳翠苑 皆美」は「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」の総合部門で25位にランクされる有名な旅館です。到着すると玄関係が3人ほど飛び出してきて車のキーを預けます。
玄関には大勢のスタッフが並んでお辞儀でお迎えです。

まずはロビー横のラウンジへ案内されて果実のジュレと福来茶のおもてなし。「ふくぎ」とは隠岐の島に自生するクロモジのことで胃腸を整える健康茶だそうです。

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案内係と部屋係のバトンタッチなどもなく、ラウンジから担当の女性が荷物を持って部屋まで案内してくれました。

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露天風呂付きの客室でした。露天風呂と言っても戸を開けてベランダへ出られるだけだけど。
60度の温泉が掛け流しで出てきますので、温度計が備え付けられていました。

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大浴場は1階と9階にあり、両方とも露天風呂付きです。9階の露天風呂は玉造温泉から宍道湖の景色が見られます。9階のお風呂は少し狭めでした。
湯上がりサービスのまんじゅうと麦茶

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食事は部屋食では無く、お食事処です。

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先付けのごま豆腐と前菜
なぜかゴボウの芯がくり抜いてあって竹輪みたいな筒になっていました。

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テーブルのIH調理器で吸い物替りの鍋を作ってくれました。恵比寿・大黒縁起仕立てという鍋です。鯛と海老の紅白が恵比寿と大黒にちなんでいて、十六島海苔という岩海苔が入っていて美味しかった。

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お造り マグロとハマチ、ホタテ 刺身は少し小さめでした。

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お好み料理ということで、肉と海老、魚の3種から選べます。
肉料理 ステーキを頂きました。

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こちらは海老料理

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夏二題と称して南瓜マンジュウと鮎の揚げ浸し 留肴として もずく

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ご飯は名物の鯛の蜆味噌茶漬け 鯛味噌が蜆の味がして美味しかった。

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デザートのケーキは4種類から1個を選びます。

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色々と趣向を凝らしたお料理でした。(^^)

食事の後で腹ごなしに少しお散歩

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玉湯川に沿って旅館やホテルが並んでいます。

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姫神広場という足湯の前のモニュメントにて

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もう少し行くと、まがたま橋とか玉作湯神社とかあったようですが、疲れていたので行きませんでした。

翌日はバイキングの朝食。種類が沢山あって半分も食べられませんでした。

ホテルの前にて。出発前に車を回してもらう間に撮ってもらいました。

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チェックアウトの時に、これからの行き先設定のためのメモを頂きました。主な近隣観光地の電話番号が書いてあります。さすがに行き届いたサービスでした。

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平田木綿街道

出雲大社から玉造温泉への道で宍道湖畔の平田木綿街道と言うところに寄りました。
江戸時代から明治にかけて木綿の集散地として栄えた当時の町並みを保存した所です。
古い建物が並んでいてボランティアの人が説明してくれました。

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しょうゆアイスクリームの旗に気を引かれてしょうゆ屋さんに入ってみました。

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お皿や壺で作った醤油の仕込み風景のモニュメント。

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アイスクリームはキャラメル味で後味に醤油風味が残る不思議なアイスでした。

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出雲大社周辺の町歩き

二の鳥居前の勢溜りに「ご縁横町」というのが出来ています。伊勢神宮のおかげ横町と似てるけどもっとコンパクトですが、賑わっていました。

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「ぜんざい」は「神在」がなまったものでここが発祥の地だそうで、「ぜんざい」、「ぜんざい餅」、など色々あります。「ぜんざいソフト」にチャレンジ
下から抹茶シロップのかき氷、ソフトクリーム、紅白のお餅、あんこ、抹茶と豪華なソフトです。

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門前町の神門通り商店街にはぜんざい屋さん、まが玉屋さんなどお土産屋さんで賑わって居ます。

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出雲名物の割子蕎麦を食べようと思ったのですが、神門通りのお店は行列が出来てたので、旧JR大社駅前の大梶というお店に行きました。

旧大社駅 レトロな建物で重要文化財指定で保存されています。

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割子そば つゆをかけて食べて、ひとつ食べ終わったら次のへつゆを移して食べるのが作法だとか。
つゆはたっぷり入れ物にあるので、移さなくても足りますけどね。
行列のお店は1000円くらいしていましたが、ここは630円。1枚210円です。お値打ち。

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吉兆館には地元の高校生の製作した「巨大神殿出雲大社」の模型が展示してありました。
出土した土台の跡や釘の大きさからこんな巨大な高い建物だったということです。階段が大変ですね。

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出雲大社

出雲大社は60年ぶりの遷宮が終わったところで観光客で賑わっていました。
近くの駐車場へ止めようと思ったら駐車場渋滞のため諦めて、大社ご縁広場駐車場に駐めました。
ここは少し歩きますが、一の鳥居から全部鳥居をくぐって参拝できます。
駐車場の近くに出雲の阿国像 歌舞伎の元祖だそうな。

CIMG7043.JPG宇迦橋の大鳥居(一の鳥居) 石で出来た鳥居です。高さ23m 中央部の額面は畳6畳敷き。
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なんだかしゃれたレストランがあるなと思ったら一畑電車大社線の出雲大社前駅でした。

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二の鳥居 木で出来ている。
ボランティアがシャッター押してたのでお願いしました。観光客が多いので真ん前では三脚立てて写していられません。

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二の鳥居をくぐると下り参道です。神社へ向かって下りは珍しいですね。

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三の鳥居(鉄)と四の鳥居(銅)の間は松の参道
参道の真ん中は神様の通り道なので開けておきます。

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ムスビの御神像
 大国主大神が若かった頃、日本海の荒海の向こうから現れた「幸魂奇魂(さきみたまくしみたま)」を授けられ、結びの神となられた場面です。

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御慈愛の御神像
「イナバの白うさぎ」の場面です。だいこく様が背負っている大きな袋には私たちの苦難や悩みが入っていて私たちの代わりに背負っておられるそうです。

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出雲大社拝殿 5月までは本殿が遷宮の工事のため仮殿として大国主大神の仮のお住まいとなっていた。出雲大社の参拝では「二礼四拍手一礼」と拍手の数が多いです。

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八足門
 鴨居の部分に流水紋の彫刻がある。この奧に本殿があるが、参拝はここから。

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横へまわると御本殿の屋根が見えます。60年に一度ひわだ葺きの屋根を葺き替える遷宮が今年の5月に行われました。
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神楽殿 日本最大級の大しめ縄。「最大級」って「最大」と言い切らないところが微妙だけど、「最大」なんでしょうね。

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ゆうひパーク三隅

津和野から日本海沿いに出雲大社を目指して国道9号線を走ります。

道の駅「ゆうひパーク三隅」で夕日は見えない時間ですが、記念写真撮ってたら・・・・

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山陰本線を1両編成の電車が走ってきました。 どいてどいて!

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2013年7月14日

津和野夜神楽

島根県の石見では石見神楽という伝統芸能が盛んです。近くの体育館で津和野夜神楽があるというので行ってきました。
「羅生門」 渡辺の綱に腕を切り落とされた鬼が取り返しに来るお話
切り落とした腕が客席に落ちてしまい、係の人が来て舞台に投げ返していました。
仮面を被って話すので声がくぐもって聞き取りにくいところもありました。

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「大蛇」 須佐之男命が八岐大蛇を退治するお話。

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 大蛇がぐるぐる巻き付いて火を噴いて戦うが頭を切り落とされて胴体だけ捌けていく動きで中の人が見えないように動くのは大変だけど立派で迫力の有る動きでした。

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無料で借りた色浴衣と下駄で津和野の町をカランコロンと散歩。
津和野の町は小さかったけど、夜神楽を見に行ってしっかり観光した気分になりました。

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津和野 幸楽

津和野の宿は「縁の宿 幸楽」 古い木造の旅館で部屋はさすがに古びていますが、宿のお兄さんの感じも良くアットホームな旅館でした。

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部屋の様子
 テレビが小さい、金庫利用に100円必要、畳がふわふわの場所が有るなど残念な所も。

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中庭に面して居ますが、外の景色は見えません。レースのカーテンも無いので覗かれるような気がしてカーテン開けっ放しにしづらい(^^;

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料理は部屋食でした。あまり見た目は豪華では無いですが、板長さんが自家の畑で収穫した新鮮な野菜に腕を振るった料理ということで、それぞれかなりレベルの高い美味しい料理でした。
紙鍋は火力不足でちょいと残念。
テーブルをテレビが見やすいように斜めに置き直してくれるなど心遣いも マル

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お風呂は内湯も有りますが、少し離れた道の駅 津和野温泉なごみの里の「あさぎりの湯」まで送迎で行ってきました。600円の入浴料の利用券付きです。また、色浴衣の無料貸し出しと着付けもしてくれます。
これで「ポンパレ」のチケット50%offですが一泊2食4750円は激安。

自分で初めて角帯を結んで見ました。「貝の口」というらしい。練習すればなんとかなるかな?

あさぎりの湯は天然ラドン温泉だそうで、広めの綺麗な浴場でした。最初は町営の施設だったらしいですが、今は私営だそうな。タオルも1枚貸してくれるので道の駅利用で入浴すると良いですね。

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朝食は別室で。和食です。味噌汁のお椀がデカかった。

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津和野

620kmを約9時間で走って疲れてたけど、明るい内にと津和野の町を散策しました。

宿に車を置いて通ってきた通りに出てみたけど、どこに鯉が泳いでいるの?
ふつうの田舎道みたい。ここは高岡通り。

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居ました! 殿町通りの堀割にメタボな鯉が泳いでしました。狭いところで餌一杯貰ってメタボになったんでしょうね。

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殿町通りの突き当たり津和野川の大橋のたもとに鷺舞のモニュメントがありました・
津和野の弥栄神社に伝わる古典芸能神事だそうです。

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折り返して本町通りから津和野駅を目指します。古い町並みが保存されています。
「山陰の小京都」と言うらしいけど、「小京都」という町はあちこちにあります。
江戸時代の武家が作った町なのに「小京都」という言い方には少し抵抗が有りますね。
京都は「公家と文化の町」なのに、古い町並みが残っているだけで「京都」とは??

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津和野駅に出ました。JR山口線の駅です。小さいけどモダンな感じのする建物でした。

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横の広場にJR山口線を走ったSL D51が展示してあります。

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ステルスの照射を受ける

中国道の六日市インターで降りて国道187号線を津和野へ向けて走ります。
インターを降りたところで「移動式レーダー取り締まり」という看板があったので、何だろうと思ってました。
国道の脇に広くなった所でパトカーが止まっていました。
動きかけて、こちらが後ろから来るのに気づいて止まりました。
止まったときの車の向きの修正というか、なにか怪しい動きだなと思っていたら、レーダー受信機から
「スティルスを受信しました」のメッセージが!
なんと、止まっていたパトカーがスティルス電波を照射したようです。
島根県ではこんな取り締まりをしているんですね。
もちろん、安全運転ですから捕まりませんでしたけど。(^^)